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2012年3月 5日 (月)

映画鑑賞『麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜』

腹部を刺された状態で8分間も歩き続け、東京・日本橋の麒麟(きりん)の像の下で息絶えた男 性。一方、容疑者の男は逃亡中に事故に遭い、意識不明の重体となる。日本橋署の加賀恭一郎(阿部寛)は事件を捜査するにつれ、関係者の知られざる一面に近 づいていく。被害者はなぜ必死で歩いたのか、はたまた加害者の恋人が彼の無罪を主張する理由とは……。

-シネマトゥデイより-


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東野圭吾のミステリー小説「加賀恭一郎シリーズ」の「新参者」を基に、阿部寛主演で放送されたテレビドラマの劇場版。
東野氏曰く、最高傑作の言葉通りの内容で、作中何度も泣かされました。

複雑なのは、東野氏が元DNS社員って事くらいでしょうか(ーー;)

東野氏の着目点はさすがで、タイトルの『麒麟の翼』の元となる日本橋の麒麟像と、麒麟像に込められた意味が随所に織り込まれ、それをベースにストーリーは進んでいく。
その力量に、おこがましくも嫉妬心さえ覚えてしまった程……
だってDNSだし(しつこい)


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テレビシリーズでは頼りなかった松宮刑事役のの溝端淳平君も成長し、熱血漢は相変わらずだけど要所を押さえる好演ぶり。
特に地下鉄のホームを疾走しながら、電車緊急停止ボタンを押すシーンでは娘と二人で萌えモード(^^ゞ


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田中麗奈演じる看護師の、死んでいく者の気持ちを代弁した台詞は人の心を動かす重みを持ち、『赤い指』で明らかになった加賀と父親の確執の中に秘められたそれぞれの思いを巧みに描き出している。


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そして解き明かされる数々の謎。
最後まで涙腺緩みっぱなしでした。

加賀恭一郎シリーズは未読だけど、『赤い指』から今作の『麒麟の翼』は、家族にテーマを置いた作品だけに痛快推理作品とは言えないし、被害者や運命を変えられた関係者のその後は決してハッピーエンドではないのだが、最後の加賀の言葉

「世の中を甘くみているのなら安心だ。どこにも光がないと絶望している方が、余程心配です」

に、救われる。

な訳で、感激したので、2度鑑賞。

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コメント

テレビ・シリーズ「新参者」で加賀を演じた阿部寛が3度加賀を演じているから宣伝のため「新参者」とタイトルに入れただけで原作は加賀シリーズの別物です。
「新参者」より前に出版されていた「赤い指」もテレビ化された時、「赤い指 新参者再び」というタイトルがつけられてました(笑)

投稿: kiichi | 2012年3月 5日 (月) 23時49分

こんにちは。同じ本の感想記事を
トラックバックさせていただきました。
この記事にトラックバックいただけたらうれしいです。
お気軽にどうぞ。

投稿: 藍色 | 2012年3月 9日 (金) 19時39分

>kiichiさん

私もあのタイトル、私も不思議でさ〜〜
つか、ブログ書く為にシネマトゥデイのHP行って初めて「麒麟の翼」の後に劇場版・新参者なんて言う蛇足が付いている事に気付いたんよね。
テレビドラマ組を取り込む作戦だったのかもしれないけど、あれじゃあまるで新参者の続編みたい。
「麒麟の翼」は加賀恭一郎シリーズの最新作って所を強調して欲しかった。

>藍色様

レス、遅くなりまして申し訳ありませんm(__)m
トラックバック、ありがとうございます。
こちらからも早速トラックバックにさせていただきます(#^.^#)

投稿: 篁 明樹 | 2012年3月19日 (月) 01時13分

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